“天理球史”に新たな栄光 夏の甲子園 全国定通大会

■8月22日

27年ぶり夏の甲子園4強 天理高野球部

 第99回「全国高校野球選手権大会」に出場した天理高校野球部は8月22日、大会13日目の準決勝で広陵高校(広島)と対戦。両校ともに19安打を放つ壮絶な打撃戦となるなか、惜しくも9‐12で敗れたものの、27年ぶりのベスト4入りを果たした。


 準決勝は、“西の名門対決”。春優勝1回、夏準優勝3回を誇る広陵高と激突した。

 一回表、注目のスラッガー・中村奨成選手(3年)に本塁打を浴びて先制を許すも、三回裏に神野選手がタイムリースリーベースヒットを放ち同点。さらに1点を追う四回裏、八番・杉下海士選手(3年・中堅手)の適時打で逆転する。

 しかし五回表、中村選手の大会個人新記録となる6本目の本塁打で同点に。その後も追加点を奪われた。

 6点を追う九回裏。先頭バッターは代打・橋本大剛選手(3年)。これまでチームの伝令役を務め、マウンドに集まるナインに中村監督の指示を的確に伝えるとともに、ポケットから「底力」のカードを取り出し、選手たちを鼓舞してきた。

 大会初打席の橋本選手が内野安打で出塁すると、一挙に5連打を集めて2点を返す。その後、押し出し四球で3点差に迫り、2アウト満塁で迎えるバッターは山口乃義選手(3年・二塁手)。天理高側アルプススタンドから、天理の野球応援曲の代名詞である「ワッショイ」の掛け声が響くなか、フルカウントからスイングしたバットは惜しくも空を切り、三振。ゲームセットとなり、両チームの健闘を称える大きな拍手と歓声が送られた。

全国定通大会初の11連覇 天理高校第2部軟式野球部

 天理高第2部軟式野球部は第64回「全国高校定時制通信制軟式野球大会」に出場した。

 8月20日の決勝では八王子拓真高校(東京)と対戦し、延長戦を制して6‐5で優勝。“もう一つの甲子園”と呼ばれる同大会の連覇記録を「11」に伸ばした。

 

  • 天理高校野球部 甲子園準決勝 27年ぶりベスト4入り

    天理高校野球部は、夏の甲子園大会で27年ぶりにベスト4入りを果たした(2017年8月22日、阪神甲子園球場で)

  • 天理高校野球部 甲子園準決勝 壮絶な打撃戦に

    準決勝は両チームともに19安打を放つ、壮絶な打撃戦となった(2017年8月22日、阪神甲子園球場で)

  • 天理高校野球部 甲子園準決勝 中村監督の指導を受け

    中村監督の指導を受けた選手たちが、伝統の“底力”を発揮した(2017年8月22日、阪神甲子園球場で)

  • 天理高校野球部 甲子園準決勝 アルプススタンドからの声援

    アルプススタンドからは部員やチアリーダー、吹奏楽部員のほか、多くのファンが声援を送った(2017年8月22日、阪神甲子園球場で)

ページの先頭へ