熊本地震被災地の救援活動に区切り 全21次隊延べ6621人実動
「平成28年熊本地震」から2カ月余り。最大震度7を2度観測した熊本県益城町で4月20日から救援活動を展開してきた災害救援ひのきしん隊(=災救隊)は、6月末日をもって出動態勢に区切りをつけた。
この間の出動65日間で全21次隊、延べ6621人が実動。6月30日には、熊本市の東肥大教会で解隊式が行われた。
解隊式後、田中勇文・災救隊本部長、小森正一・熊本教区長らが西村博則・益城町長に面会。益城町社会福祉協議会と連携しながら復旧活動に取り組んできた旨を報告した。
○災救隊出動データ
全21次、29教区隊、延べ6621人
【出動教区隊】本部、おやさと、熊本、奈良、京都、三重、大阪、兵庫、滋賀、和歌山、静岡、愛知、岐阜、長野、徳島、高知、愛媛、香川、福井、岡山、広島、鳥取、山口、島根、大分、福岡、長崎、鹿児島、宮崎、佐賀、沖縄
【出動期間】2016年4月20日~6月30日
【出動現場】熊本県益城町各地区、熊本教区管内教会
【主な作業内容】
瓦礫撤去…348件(運搬回数858回、瓦礫搬出量2126トン)
屋根のブルーシート張り…269件
ブロック塀解体…115件
家屋内整理…331件