災救隊 豪雨被災地の復旧に尽力〈新潟〉

■2013年8月15日

各地で頻発している豪雨災害を受け、災害救援ひのきしん隊が被災地へ出動している。そのうち、新潟教区隊は8月1日から8月11日にかけて新潟県長岡市で実動した。 7月末から8月上旬にかけて、記録的豪雨に見舞われた同市。7月30日未明には、1時間に100ミリという猛烈な雨が観測され、住宅の床上・床下浸水被害は1300世帯に上った。 なかでも乙吉地区では乙吉川が氾濫し、全92世帯のほとんどが浸水。土砂崩れが数カ所で発生したほか、増水により道路のアスファルトが流出するなど、甚大な被害が出た。 長岡市社会福祉協議会の要請を受けた新潟教区隊では、8月1日から8月4日にかけて1次隊を、8月5日から8月11日にかけて2次隊を、同市へ派遣。隊員延べ285人が、最も被害の大きい乙吉地区で復旧作業に取り組んだ。 8月1日、隊員たちが2人1組になって、一般ボランティアと共に作業開始。現場のリーダーとして、家屋の泥出しなどに励んだ。 翌2日からは、2チームに分かれて実動。玄関が土砂で塞がった民家で作業したほか、社協職員の案内で被災民家を回り、情報収集に努めた。 8月1日から8月4日までの出動人員は延べ97人。2次隊はトラックへの土嚢の積み込みや、道路洗浄などに当たった。

(2013年8月14日記)

[町内に山積する土嚢をトラックに積み込む(8月6日、長岡市乙吉町で)]   [浸水した家屋から家財道具や畳を運び出した後、床下の土砂を取り除く(8月5日、長岡市乙吉町で)]