続報 新燃岳噴火被害救援(4月21日)

■2011年5月20日

除灰作業に一応の区切り

行政の要請で3度目の出動

災救隊宮崎教区隊


宮崎・鹿児島の両県にまたがる霧島連山・新燃岳が1月末に大規模な噴火を起こして以降、1カ月以上にわたり噴火活動が相次いだ。

噴出物総量は数千万トンに上っており、特に農作物の被害は甚大で、広範囲に及ぶ。ようやく噴火に伴う降灰被害は収まりつつあるものの、いまだ灰を処理しきれていない民家もある。

こうしたなか、災害救援ひのきしん隊宮崎教区隊は、被害の大きかった宮崎県都城市の災害救援ボランティアセンターと連携を取りつつ、2度にわたり出動。2月上旬には同市内の公共施設などへ出動し、さらに3月上旬には、主に独居老人宅で実動。延べ198人が火山灰の除去作業に尽力した。


3回目となった今回は4月21、22の両日、民生委員を通して同センターへ依頼のあった独居老人宅など4軒へ。

隊員らは、家屋前や庭に積もった灰をスコップで取り除き、軽トラックに積み込んで灰捨て場へ。現場の一つでは、ふるいを使って砂利と灰を丹念に分ける姿も見られた。

[宮崎教区隊の隊員たちは、民家の庭などに積もった灰を丹念に取り除いた(4月21日、都城市で)]


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