センバツ 天理高 試合結果(3月30日記)

■2011年4月2日

全力プレーも2回戦で涙


3月23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した第83回「全国選抜高校野球大会」。

「東北関東大震災」の影響から開催の可否が検討されるなか、天理ナインは震災発生を受け、寮内に募金箱を設置。さらに、毎日練習後、部員全員で本部神殿でお願いづとめを勤めるようになった。

「自分たちにできることはとにかく精いっぱいのプレーをすること」と臨んだ今大会。1回戦、21世紀枠で出場した大館鳳鳴高(秋田)に勝利し、初戦を突破した。

続く2回戦は、大会6日目第3試合。この日は、第1試合で被災地に学校のある東北高校(宮城)が登場し、スタンドには多くの人が応援に駆けつけた。

北海高校(北海道)との一戦は、6回裏、天理の守備が乱れ、2死一、二塁のピンチ。甘く入った変化球をセンター前に運ばれ先制を許した。

その後、反撃を試みるも相手エースを最後までとらえきれず、0‐1でゲームセット。3年ぶりのベスト8進出はならなかった。


試合後、スタンドを背に整列するナイン(3月28日、阪神甲子園球場で)