親里で全国里親大会開催(11月7日)

■2010年11月23日

全国の里親 親里に集う

“お道の福祉100年”の秋

教内外の関係者一堂に


“お道の福祉活動100年”を迎えた秋、全国各地の里親が親里に結集――。厚生労働省、奈良県、全国里親会などが主催する第56回「全国里親大会(奈良県大会)」が7日、親里で開催され、教内外の里親とその家族ら950人(児童を含む)が参加した。前日には、大会の関連イベントとして、奈良県里親会、天理教里親連盟(藤本忠嗣委員長)などの主催による平成22年度「里親研究協議会inなら」が開かれ、675人(同)が出席した。


本教では、昭和57年の天理教里親連盟の発足以来、全国各地の教会やようぼく家庭で、さまざまな事情から親と暮らせない子供たちを受け入れてきた。現在、全国の委託児童数の1割以上を教内の里親が担っている。

初めて奈良県で開催された今大会では、全国里親会から要請を受けた同連盟と連盟を所管する布教部福祉課(高見宇造課長)が運営を全面的にサポート。県里親会と連携しながら、参加者の受け入れや宿泊、会場の準備などを進めてきた。

その中で、本教独自の取り組みとして託児の受け入れ態勢を整えようと、白梅寮や天理教校専修科、教友が代表を務める民間組織などに協力を依頼。里親が幼い里子らを連れて安心して参加できるよう配慮した。