「天理青年一手一つ躍進の集い」終了(12・14)

■2008年12月24日

真柱様 陽気ぐらし世界実現の推進力に

全106会場3万3千人参加 【青年会】

青年会創立90周年の記念行事として、8月末から国の内外で順次開催されてきた「天理青年一手一つ躍進の集い」は14日、静岡、兵庫、奈良 の3会場をもって全日程を終了した。この集いは、創立90周年の〝節目の年〟に、持ち場立場の異なる青年会員が土地所で一堂に参集し、「あらきとうりよ う」としての自覚も新たに、一手一つに世界たすけへ邁進することを誓う場。青年会では、この集いに5万人の参加目標を掲げ、全会員の参加を呼びかけてき た。最終的な参加者の総計は全106会場で3万3千343人となった。期間中、青年会長である真柱様は11会場をご視察。また、集いのプログラムでは「青 年会長様メッセージ」(代読)を通して、この旬に会員に期待するところを伝えるとともに、「陽気ぐらし世界実現の推進力」となるよう激励された。各会場に 参集した会員たちは、メッセージを胸に、さらなる躍進を誓い合った。 「躍進の集い」大詰めの7日には、初開催の2教区を含む計6会場で実施された。 その一つ、静岡教区青年会(岡野多吉委員長)は、静岡市の静岡コンベンションアーツセンター「グランシップ」で開催、会員ら1千800人が参集した。 同教区では、教区青年会はもとより、管内に九つある直属分会が連携し、本人に面会できるまで会員宅へ通うなど、地道な呼びかけ活動を続けてきた。 また、会場から遠い地域に住む会員が参加しやすいようにと、教区・支部の協力を得て大型送迎バス約20台やマイクロバスを手配。 集い開始時刻の1時間ほど前から、会員らを乗せたバスが次々と会場に集結した。

講話と2本のビデオ上映

集いでは、まず岡野委員長が開会あいさつを述べた後、ビデオ『青年会90年の軌跡』が上映された。 このビデオは、青年会の成り立ちから現在に至る足取りを振り返ったもの。飯降力・青年会本部委員長がナビゲーターとして登場し、かつての貴重な写真や映像、同会草創期の再現映像をもとに、会の歴史や活動内容などを分かりやすく紹介した。 続く青年会本部委員OBによる講話「信仰のある生き方 陽気ぐらしへの道」では、中田善亮・本部員が登壇。親譲りの信仰を自分自身の信仰信念とするには日々どのように通ればよいかと提起し、「普段から、にをいがけ・おたすけができる場面はないかと意識的に探すことから始めてほしい」と熱く語りかけた。 2本目のビデオ『ドキュメント天理青年 神様を感じたとき』では、立場の異なる3人の天理青年の姿をドキュメンタリーで紹介。家族や自身の身上・事情を通して、親神様の思いにふれ、信仰の喜びを知るに至った心の変化などが描かれており、感極まって涙を流す会員の姿も見られた。

「青年会長様メッセージ」

この後、村田薫・青年会本部委員が「青年会長様メッセージ」を代読した。 メッセージの中で、青年会長である真柱様は、まず集いの趣旨を示された後、立場や生活環境の異なる会員たちに対し、陽気ぐらし世界実現に向けて、教えのもとに心を一つにするよう求められた。 また、揺るぎない信仰信念を培い、思召通りの陽気な生き方をするうえでの大切な心得として、「日々の暮らしの中で、親神様・教祖にしっかりと心をつな ぎ、教えに根ざした心の使い方や行いができるよう努めることである。そして、その積み重ねによって、次第に教えが身についてくる」と強調。さらに、心に柔 軟性がある若い世代だからこそ「将来に向かって、どんな困難に出合ってもくじけない、しっかりとした信仰を築いていくことができる」と諭された。 続いて、創立の根本精神を振り返ったうえで、「現代に生を享け、道に引き寄せられた若い皆さんにも、その青年会設立当初の先輩方の、自ら道を求める精神 を学んでもらいたい」「それぞれが天理青年の自覚を持って、率先して陽気ぐらしを実践する努力を重ねてもらいたい」として、「その姿はおのずと社会へと映 り、立派なにをいがけともなっていく」と明示された。 最後に、真柱様は「創立90周年の旬を契機として、青年会があらきとうりようとして真に陽気ぐらし世界実現の推進力となるよう、一手一つに会活動に取り組むこと」を要望され、メッセージを締めくくられた。 この後、参加者全員で『天理教青年会会歌』を斉唱した。 岡野委員長(28歳)は「集いを通して再確認した『布教』と『求道』という会創立の根本精神に立ち返り、常時の会活動を怠ることなく、しっかりと努めさせていただきたい。また、今回の集いに参加できなかった会員にも継続して声をかけたい」と話した。

(立教171年12月21日号)