立教171年「全教一斉にをいがけデー」(9・28〜30)

■2008年10月20日

教会長ら各地で〝率先実動〟

地域に即した布教活動を展開

「『お道のにをい』を世界へ広げよう 全ようぼくが一丸となって」のスローガンのもと、「全教一斉にをいがけ デー」は9月28日から30日にかけて実施された。布教部(冨松幹禎部長)では今年、9月を「にをいがけ強調の月」とし、三日間すべてを「ようぼくの実動 日」と定め、最終日の30日を「教会長路傍講演の日」と銘打って、教会長が先頭に立ち、地域を挙げて活発なにをいがけ活動を推進するよう要請してきた。こ れを受け、各教区・支部では、地域の実情に即して事前に活動内容を検討。「にをいがけドリル研修会」などの各種勉強会を開いて準備を進めてきた。「デー」 の三日間には、支部や組ごとに住宅街を戸別訪問したほか、都会の群集を縫うように神名を流したり、にをいがけ用の宣伝車を町から町へ走らせたりするなど、 教祖の教えを伝え広めるべく、さまざまな布教活動を展開。また、本部在籍者と勤務者ら約1千500人は例年同様、大阪府堺市の泉北ニュータウンでにをいが けに歩いた。なお、真柱様は「教会長路傍講演の日」の30日、大阪教区の中央、天浪、生野北、東成、中河内の5支部と、同教区の若手の直属教会長らによる 路傍講演の様子などを視察された。

こかん様ゆかりの地に神名響く

【大阪教区】

28日午前10時、大阪教区33の各支部管内で、一斉に拍子木の澄んだ音が響いた。 同教区ではこの日、「教区一斉神名流し」と銘打って実動。小松初郎・同教区布教部長(50歳)は「にをいがけデーの初日、教区独自の取り組みとして、全支部が心をそろえ、同時刻に、にをいがけに掛かることを申し合わせた」と話す。 嘉永6(1853)年、教祖の末女こかん様により、本教史上初めて神名が流された地・大阪。管内各地の教友たちは、往時に思いを馳せ、街頭で拍子木を打ち鳴らしながら「よろづよ八首」を唱えて練り歩いた。 その一つ、本部直属はるのひ分教会に集まった中央支部(眞鍋明敬支部長)の教友ら14人も定刻、神名流しに出発。閑静な住宅街を通り抜け、天神橋筋商店街へ。 約600軒の各種店舗が立ち並び、南北2・6キロに及ぶ日本一長いアーケード街に響く拍子木の音。列の後方では、教友たちが買い物客らに、リーフレットと教区オリジナルの”にをいがけ用ティッシュ”を手渡した。 翌29日は、各教会や布教所を拠点に、周辺地区での戸別訪問やリーフレット配りにいそしんだ。 最終日、台風15号の影響で小雨が降るなか、教会長ら38人と、布教の家「大阪寮」の寮生8人が道頓堀の戎橋に立った。 「私たちが信仰する神様は、天理王命様と申します!」 大阪有数の繁華街の一つ「ミナミ」に、路傍講演の熱声が響く。多くの若者らの往来が絶えないなか、教友たちは、時折強まる雨音と都会の喧騒に話をかき消されまいと、懸命に声を張り上げた。 眞鍋支部長(49歳・東眞櫻分教会長)は「昨年、本部布教部から教会長路傍講演の日が打ち出され、即座に道頓堀での実施を決めた。こかん様が神名を流さ れたゆかりのある場所であり、大阪で最も人通りの多い繁華街だからだ。今年、参加人数が増えたことからも、教会長の”率先実動”という強い意欲を感じた」 と話した。 三日間の締めくくりとして、最後は全員で「よろづよ八首」を唱和。教友たちの勇んだ歌声が、道頓堀界隈に響いた。

「デー」初日に成人講座

【静岡・中駿東支部】

静岡・中駿東支部(小塚司支部長)は29日、静岡市内で約80人が戸別訪問、翌30日は市内3カ所の繁華街で教会長らが路傍講演を実施した。

「街頭伝道」5年目の成果

【千葉・東葛支部】

千葉・東葛支部(廣田道一支部長)では、にをいがけデーの三日間すべてを「教会長路傍講演の日」と定め、活発なにをいがけ活動を展開。午前中は、 ようぼくらが管内各地の住宅街で戸別訪問とリーフレット配布に取り組んだ後、夕刻からは教会長が率先して街頭に立ち、お道の教えをアピールした。

(立教171年10月5日号)