天理教の教え

【修養科】


 生まれ変わるための修養。
 修養科は、親里(天理市)で親神の教えを心に治め、信仰の喜びを養い、それを身に行うところです。
 修養期間は3カ月。毎月初めに始業されます。満17歳以上で信仰を求める人であれば、老若男女、学歴、職業、国籍のいかんを問わず入ることができます。修養期間中に別 席を運び、おさづけの理をいただいて、ようぼくとして新しい人生の門出をするのです。
 修養科志願者は毎月千人から2千人に及び、もっとも多い時は3期合わせて6千人にもなります。中には90歳近い高齢者もいますが、年代別 にみると10代から20代までがいちばん多く、全体の50パーセントを占めます。平均年齢は37歳から38歳。
 修養科生は全員、各自の詰所で共同生活をしながら、昼は修養科、夜は詰所で修練に励みます。日課は朝づとめに始まり、教典、教祖伝の勉強、おてふり、鳴り物の練習、そのほか、ひのきしんやにをいがけの実習などです。
 このように共同生活をしながら3カ月にわたって修養を続けます。年齢、学歴、職業など、それぞれ異なる人々が寄り集まって一緒に教理を学び、また身体の不自由な人や病弱な人も互いにたすけ合ってひのきしんに励む姿は、まことに信仰の世界ならではです。
 このような修養生活の中で、悩みをもって集まってきた人々が心を洗い清められ、生気をとり戻し、また病める人は健康をとり戻し、笑顔で帰っていきます。そして、これらの人たちが他の人たちに働きかけ、また新たな修養科生がおぢばを慕って帰って来るのです。


修養科の生活


■期間
 修養科の期間は3カ月。毎月1日(1月は9日)に始業式が行われます。志願者は前月の26日前後におぢば(天理)に到着していることが望ましいでしょう。

■授業
 授業は週6日で、「天理教教典」「稿本天理教教祖伝」をテキストに教えを学ぶほか、信仰生活の基本である「おつとめ」に欠かせない「おてふり」と「鳴物」を習得します。
 週に3日、午後から「ひのきしん」の時間があります。内容は神苑周辺の清掃のほか教会本部の各施設で作業を行います。神の守護により生かされている自分を実感する大切な時間なのです。

■生活

 修養科の生活は、「朝づとめ」参拝に始まり、おもに、午前中は3時間で天理教の教理を学び、午後からはその実践として「ひのきしん」を行います。
 授業、ひのきしんが終わると、「信者詰所」と呼ばれる宿泊施設へ戻り、それぞれの詰所の日課をこなします。おてふりの練習やひのきしんなどの修練が行われます。
 夜明けとともに1日が始まり、神恩報謝の心で「ひのきしん」に励み、互いにたすけ合って過ごす3カ月。その間にそれぞれが人間本来の暮らしのリズムをつかみ、病に苦しんで志願した者は不思議なたすけを頂き、また、悩み解決の糸口を求めて志願した者は一すじの光明を見いだし、新たな人生へ門出していきます。