天理教の教え

【ひのきしん】


 報恩感謝の発露。
 毎日の暮らしをなにげなく送っている人はあんがい多いものです。朝、目がさめる、食事をする、勉強をする、家事をする、仕事をする、など当たり前のように感じていませんか。実はこれらのことが出来る背景には親神の守護があるのです。一分一秒変わりない親神の守護が私たちの命を守っています。また、人と仲良く暮らしていけるように、私たちの心づかいを正すという守護もしてくださっています。これらの守護を土台に私たちの日常は成り立っているのです。そして、これらの守護には、人間みんなに陽気ぐらしをさせてやりたいという親心が込められているのです。本当にありがたいことですね。ありがたいと感じたらお礼をさせていただきましょう。お礼の基本は、相手の喜ぶことをするということですね。親神が一番喜ばれることは、私たちの心と身体を陽気ぐらしのために使うということです。人のため、世の中のために私たちの心と身体を惜しみなく日々使わせてもらうことが親神へのお礼になるのです。これを「ひのきしん」といいます。
 「ひのきしん」はいろいろな形でどこでも行うことができます。こんなことをしてみよう、あんなこともできるな、といろいろ考え、工夫するのに心をつかう、そして実行する。こういう心と身体の使い方は実に楽しいものです。また、「ひのきしん」は老若男女を間わず、元気な人も、弱い人も、だれもができることなのです。病気で入院していても回りの患者さんにちょっとした暖かい言葉をかけてあげることもできます。これも「ひのきしん」です。
 「ひのきしん」は外に向かった心づかいと行いです。そこには自己中心的な心づかいはありません。親神へのお礼のつもりでやっていることが、実は、知らず知らずの間に自分の心づかいを正すことになり、自分自身も本来の姿で陽気に暮らせるようになってくるのです。
 神が喜ぶ、人が喜ぶ、そして自分も楽しい、これが「ひのきしん」の世界です。