【かしもの・かりもの】
身体は神様からの「借りもの」。
人体のこの精巧な構造・微妙な機能は、両親の工夫で造られたものでもなければ、銘々の力で動かせるものでもありません。すべては、親神の守護によるのです。私たち人間が、日々何の不自由もなく、身体をつかわせていただけるのは、親神が、温み・水気をはじめ、すべてにわたって、守護を下さればこそなのです。いかに自分の力や知恵に頼っていても、いったん、病気となれば、発熱に苦しみ、悪寒に悩み、又、畳一枚が自分の住む世界となつて、手足一つさえ自由かなわぬ ようにもなってしまいます。ここをよく考えれば、身体は親神の"かしもの"である、ということが、おのずと胸におさまってきます。
私たち人間の身体は、親神からの"かりもの"ですから、親神の思いにそって、つかわせていただくのが肝心です。身体を日々人のため世の中のために惜しまず使わせていただくことが親神の思いにかなう使い方です。このことをわきまえず、自分中心の心づかいをして、自分勝手にこれをつかっていると、親神がご注意をしてくださいます。これを「てびき」といいます。「てびき」は病気やいろいろな問題となって表れますから、そのような状態が表れてきたら、私たちはついつい目前の苦悩や苦痛に心を倒してしまいます。しかし、この機会を「てびき」と悟り、自己中心的な心をあらためて、心も身体も親神の思いにそって使っていくならば健康は回復し、問題は治まってくるのです。私たちの心のつかい方しだいで、つぎつぎと「てびき」を頂くこともあれば、喜びづくめの暮らしを楽しむこともできるのです。
